受賞事例
SHOWCASE
SECOND HALF OF 2025 | GOLD 受賞

株式会社電通デジタル
アドバンストクリエイティブセンター ブランデッドダイレクトCR第4事業部
福島 亮介 様 薫森 竜夫 様
独自開発の「∞AI LP」で人間とAIの強みを融合、効率的なLPOを実現

業務内容を教えてください。
「人の心を動かし、価値を創造し、世界のあり方を変える。」をパーパスに、生活者に寄り添うクリエイティビティとテクノロジーを統合的に活用することで、あらゆるトランスフォーメーションを実現しています。クライアントの事業成長パートナーとして、共に新たな価値を創造することで、経済そして社会の「変革と成長」を目指しています。
具体的にどのようなLPOに関する取り組みをおこなっていますか?
AIによるLPOソリューション「∞AI LP」を独自開発し、LP分析から改善案作成、デザイン示唆まで自動化する取り組みを行っています。AIが自社と競合のLPを比較分析し、UI/UX上の課題を可視化、最適な訴求テーマを自動提案することで高速PDCAを実現しています。分析による時間を短縮し、CVR改善率も141%などの成果を実現しています。

LPOの取り組みを始めてどれぐらい経っていますか? また、続いている理由を教えてください。
LPO専門組織「LPO Lab」を立ち上げてから約3年が経過し、数多くのクライアントのCVR改善に取り組んできました。発足以前はLP改善が後回しになりがちでしたが、専任チームにより社内知見を集約し戦略的に推進できる体制が整いました。 LPO施策は広告のROI向上に不可欠であるため、現在も継続して推進・強化しています。LPOツールの面では「Dejam」の「Gold Partner」にも認定されるなど、支援インフラが整っていることも続いている理由です
LPOの取り組みを続けていく中で始める前と比較して、実感する違いはなんでしょうか?
LPO施策を継続することで、広告パフォーマンスの伸びしろが大きく変わりました。以前は広告クリエイティブ側の最適化が中心でしたが、現在はランディングページまで含めた包括的な改善が標準となり、LPO支援案件数も年々増加しています。 CTRとCVRの双方を引き上げられるようになり、広告効果につながっています。実際、複数施策の平均CVR改善率が110%以上の案件もあり、LPO実施の有無で成果に大きな差が生まれています。

取り組みの中で起こったクライアントとの印象的なエピソードを教えてください。
あるクライアントでは、LPO施策ができる期間が限られていました。それに伴い期間中のセッション数も限りがあり、LPOのクリエイティブパターンの数を多くすることに限界がありました。 そこでAIで事前に数十パターンを効果予測し、効果の高いと判定されるものをブラッシュアップして実際のABテストに臨んだところ、ほとんどのパターンで高いCVR向上効果を得られ、クライアントに驚かれたことがありました。
LPOのニーズの多さは実態としてどのように感じていますか? また、その理由をどのように考えていますか?
LPOのニーズは非常に高いと実感しています。LPはコンバージョン獲得の要で、効果向上のため継続的な改善が不可欠です。広告主は限られた予算で成果を最大化したいと考えており、その手段としてCVRを高めるLPO施策への期待が高まっています。 実際、社内外からLPの相談件数や提案機会も増加傾向です。一方で継続的なLPO体制を持つ企業はまだ多くなく、伸びしろの大きい潜在需要も存在すると考えます。

LPOで工夫している点・独自の取り組みがあれば教えてください。
AI技術と人の専門知見を組み合わせた独自のアプローチを取っています。自社開発の「∞AI LP」により、競合LP比較分析や最適な訴求テーマの自動生成、表示速度を含めたPDCA運用を自動化。 AIが複数の改善案を生成でき、それを活かしてLPプランナーがAIの示唆をもとにデザイン実装まで行い、人間とAIの強みを融合した効率的なCVR向上を実現しています。
LPOへの取り組みに関して、貴社の今後の展望は?
今後も「∞AI LP」を活用して、人×AIのLPO施策でクライアントの成長に貢献していきます。LPという顧客接点自体も今後大きく進化すると見込まれるため、その変革の中心で価値提供できる存在を目指します。

社名 : 株式会社電通デジタル
事業内容 : クリエイティビティとテクノロジーを活用した、デジタルマーケティングやDXによる企業の「成長と変革」を支援

