受賞事例
SHOWCASE
SECOND HALF OF 2024 | BRONZE 受賞
株式会社ピアラ
マーケティングDX部
和田 琉世 様
LPOをフックに顧客ニーズを掘り起こす
事業内容を教えてください。
LP制作ディレクション、LPO サイト改善、コミュニケーション戦略の策定など、獲得に関わる業務全般を行っております。
LPOを実施するにあたり、どのような取り組みをおこなったのでしょうか?
リスティング広告の運用案件におけるLPOをメインで行っており、大きく2つのアプローチで改善をしております。 一つ目は、LP内のボトルネックを分析したUI/UXの改善。明らかに見にくい・使いにくいというネックをヒートマップツールを用いて分析し、誰が見ても情報が見やすい、使いやすい状態にすること。 二つ目は広告運用と連動した改善で、運用から得られたターゲットの検索状況から以下を行っています。 ・反響の良いKWやクエリをLPに反映させる ・不足しているコンテンツを作成し追加する
LPOの取り組みを始めてどれぐらい経っていますか?また、続いている理由を教えてください。
約半年になります。1月にサービス設計を行い3月から始動しました。 続いている理由は確実に需要があるからです。リスティング広告の運用は必ずランディングページの最適化が必要になります。改善の方針を立て、リスティング広告に特化した改善を実施する事で成果にも繋がり、提案の際も成果の実績やロジックを伝えることで受注率の向上にも貢献しました。 獲得を目的とした広告手法に、獲得に特化したLPO施策をきちんと行い、着実に成果に繋がっていく事で継続になっていると考えます。
LPOの取り組みを続けていく中で始める前と比較して、実感する違いはなんでしょうか?
受注率と受注単価が大きく伸びました。実感する違いとしては提案先のお客様の納得度です。獲得領域が強い自チームでしたが、リスティング広告だけでは最適化の限界があることが課題でした。 LPOを実施する事で限界を無くし、プロモーション全体でのCVR・CPAの改善はもちろん、LP内での動向から広告のTDにフィードバックして成果を出すといった取り組みも行い、部署として獲得領域のナレッジが深くなった実感もあります。
取り組みの中で印象的なエピソードを教えてください。
LPOは新たな顧客ニーズを発掘できる検証の施策だと気づいたエピソードがあります。 ある金融商品のプロモーションで、「安さ」や「補償」を訴求していました。過去の成功事例もあり、様々な伝え方で検証していましたが分析の結果、スタッフについて気にする傾向が見られました。 そこで、「窓口なのに知識が深い」という企業の強みを活かし、浅いファクトのまま、人を押したコンテンツを作成し検証したところ、大きな成果が出ました。 LPOでは、浅い仮説でも実際に検証すると大きな差が出るケースがあるため、実行のしやすさといい、仮説検証には最適な施策だと実感しました。
LPOのニーズの多さは実態としてどのように感じていますか?また、その理由をどのように考えていますか?
実態、ニーズはまだまだ潜在化していると考えます。しかし必要性の浸透率はまだまだ低いと考えます。 弊社ではクリニックや金融・人材領域のプロモーションを拡大しており、広告運用は既にやっているが、LPは作りっぱなし。というケースに高頻度で遭遇します。 市場の中でWEBの集客=広告の認識が強いため、LPOの必要性が顕在化してないこと、広告とLP改善を一貫してできるプレイヤーが少ないことが理由として考えられます。
今後の展望は?
LPOをフックに様々なソリューションの受注率を高め、WEBマーケティングの代理店としてのプレゼンスを高めることです。 弊社全体の強みはフルファネルマーケティングです。テレビCMからLINEの構築まで、トップファネルからボトムファネルまで様々なソリューションを保有しております。ファネルのゴールは全てボトムのCVに至るため、ここの改善期待値が高いことで各ソリューション+LPOのパッケージを作成し、攻めの提案ができると考えています。 結果として受注率が高まり、ピアラの"フルファネル"の強みと認知・浸透率も高まっていく事を目指します。